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ハニー・スワンプ・モンスター

沼地に潜む全身ウロコに覆われたモンスター

ハニー・スワンプ・モンスター

アメリカ、ルイジアナ州南部のパールリバー東から西にかけての湿地帯。この地にあるハニー・アイランド沼に、直立2足歩行をする、半魚人タイプの怪物が潜んでいる。怪物は、その場所にちなんで、「ハニー・スワンプ・モンスター」と呼ばれている(スワンプとは沼の意味)。
体長1.5メートル、黄色い目と3本指の足をもち、皮膚はヌメヌメとしたウロコ状のもので覆われている。また、多くの目撃者がハニー・スワンプ・モンスターの大きな特徴として、ヘドロが腐ったような強烈な異臭を放つことを挙げている。

主な目撃情報

直立2足歩行をする代表的な未確認生物といえば、全身毛むくじゃらで筋骨たくましい獣人ビッグフットが挙げられる。だが、沼や湖そして川には、彼らとは異なる醜悪な形態の未確認動物が存在するのだ。

ルイジアナ州ハニー・アイランド沼

ルイジアナ州にあるハニー・アイランド沼の周辺は、原始そのままの森林地帯が広がっている。この沼における怪物の存在を最初に報告した人物が、ハーラン・フォードである。

1963年、フォードは友人のビリー・ミルズとともに狩猟にでかけ、シカを追って沼地の奥に分け入った。途中、廃棄されたキャンプ場で休息をとっていた時、異臭と共に出現した4体の怪物と遭遇したのだ。

怪物の体長は、いずれも約メートル。沼から出てきたばかりなのか、全身ヌラヌラとして見えた。驚いたフォードが銃の引き金を引いたところ、怪物たちはいっせいに沼の中に姿を消した。そして、現場には、ワニに似た3本指の足跡が残っていた。フォードはその足跡を石膏型にとり、怪物が実在する証拠を残した。

その約10年後、フォードらは再び狩猟のため、ハニー・アイランド沼を訪れた。そして、沼の近くに差し掛かったときズタズタに引き裂かれたボア(ニシキヘビの近縁の大型ヘビ)の死骸を発見した。死骸の近くには、またも3本指の足跡が残されていた・・・。

正体について

実はハニー・スワンプ・モンスターなど半魚人タイプの未確認生物がここ数年、アメリカのオハイオ、ニューヨーク、ペンシルベニア、ニュージャージーの各州の沼や湖、カナダ、プリティッシュ、コロンビア州のティティス湖などで、相次いで目撃されている。
メイン州在住の未確認動物研究家のローレン・コールマンは、ハニー・スワンプ・モンスターのように沼に出現する怪物を総称して「スワンプ・モンスター」と呼び、その生態も含めて調査を続けているという・・・。スワンプ・モンスターの正体については、現時点では不明である。
いつものお決まりの説が出ているが、結論は出ていない。

参考文献 : 未確認動物UMA大全 並木伸一郎 (Gakken)