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つちのこ

未確認生物 日本代表

つちのこ

つちのこは、漢字で「槌の子」と書く。
その太く短い形状が、藁を打つ槌に似ていた事から付いたのだ。日本の地域によってつちのこの呼び方は様々で、ツチヘビ・ツチンボなどがあり、酒を入れるとっくりに似ていることから、トックリヘビなども言われている。その数全国でなんと40種にも及ぶのだ。

つちのこの特長

体長30~80cm。容姿は蛇のようで胴体は太くやや扁平、三角形の頭は、大人の指3本を並べたほどの大きさ。

首があり、細くて短い尾が、尻からニョロっと出ている。体色は黒、こげ茶、灰色。背には稿模様や斑紋があり、腹は蛇腹で黄色。蛇のように蛇行せず、蛇腹を利用して体を伸ばしたまま前進後退するが、尺取虫のように動くこともある。転がったり、一回のジャンプで2メートル跳ぶことも可能である。目は蛇より大きく鋭い。まぶたがあり、まばたきをする。性格は、乱暴なものやおとなしいものもいる。唾液には猛毒がある。

つちのこの歴史

つちのこを記した文献は古くからあり、なんと現存する日本最古の歴史書「古事記」で野の神として登場している。さらに、同じく最古の勅撰正史「日本書紀」にも記されている。
その他にも多数の文献に登場し、その存在感を大いに示している。

現在では、相次ぐ目撃情報や度々ニュースに取り上げられ話題を呼んでいる。
つちのこに懸賞金をかける自治体が相次ぎ、生け捕りで最高その額なんと2億円
一攫千金を狙うツチノコハンター達がこぞって山へ駆り出したのであった・・・。

しかし、これだけ目撃されているにも関わらず何故一行に、そのシッポさえ掴む事ができないのか・・・?

つちのこの正体

小動物を飲み込んだマムシ誤認説

つちのこの正体について、最も謳われる説が「小動物を飲み込んだマムシ誤認説」である。

様々な色や形態のつちのこが目撃されている事から、別種のマムシやヘビがネズミなどを飲み込み、その姿をみた目撃者が勘違いしても何らおかしくない。
もはや、知らない人の方が少ないつちのこだけに、いないと信じている人でも、その姿を目の当たりにしたら、否が応でもツチノコを連想するだろう。
しかし、マムシも確かにジャンプはするが、せいぜい30cmほどである。つちのこの、2~3メートルとは桁が違う。やはり一概にマムシと決め付けるのは無理なようだ。

足はあるが・・・。

  • ツチノコ01
  • ツチノコ02

一見、つちのこと瓜二つではないでしょうか。
これはアオジタトカゲといって、インドネシアやオーストラリアに生息するトカゲである。このアオジタトカゲが輸入材に紛れて日本にきたという説もあるのだ。

ヤマカガシ説

現在、最も有力な説のヤマガカシ突然変異説
ヤマガカシは主に水辺、農耕地に好んで住み、カエルを捕らえて食べる。しかも、毒を持つヒキガエルすら食べてしまうのだ。

カエルを腹に収めたヤマガカシをつちのこと勘違いしてしまっても恐らく文句は言えないだろう。さらに、ジャンプをして捕食する事もあり、つちのこと類似している点が多い。そのヤマガカシが突然変異でつちのこの様な容姿になったということも、あり得なくはない。

生け捕りで2億円、死骸でも1億円という巨額の懸賞金を付けられたにも関わらず、誰一人として捕まえた事がないのは、やはり存在しないのか?
それとも本当に土の神なのだろうか?
一つ言える事はツチノコは、人々のロマンを駆り立てる未確認生物であるという事だ。